矢川緑地保全地域

 国立市ではありませんが、ほとんど市境なので、ここでは国立の緑地として紹介します。というよりむしろ、立川市にもかかわらずこれだけの緑地が保全されているのは、国立境だからだと言ってもいいと思います。

 東京都の制度によって保全されているこの緑地は、立川崖線の下にあり、崖線からの湧水と矢川の水辺によって潤いを与えられています。緑地の半分は矢川の水をひいた湿原になっており、都内でも有数の規模を持っているといいます。また、もう半分は水辺を好むヤナギが目立つ雑木林になっており、湧き水の池にはカエルが産卵する姿も見られます。

 個人的には、動植物を保護するために立入禁止になっているサンクチュアリの林床があまりにも荒れているのが気になります。東京都の緑地保全地域によく見られる例ですが、まったく手を加えていないのは、そういう方針なのか、それとも方針がないために荒れ放題なのか、わかりません。それはともかく、林の密度は濃く、カワセミを見かけることもあります。貴重な緑地であることは間違いありません。

 

矢川緑地保全地域

場所 立川市羽衣町3丁目
交通 JR南武線 矢川駅または西国立駅 徒歩10分
特記事項 東京都指定緑地保全地域、東京の名湧水57選
関連ページ 矢川流域

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