旧米軍府中基地が昭和40年代の基地統合計画に基づいて移転し、その跡地の一部を使って建設されたのが、府中の森公園です。
公園には毎日、多くの人が訪れます。公園の中央を通る花のプロムナードをはさんで、東側には大学生らが汗を流すスポーツゾーン、西側には多くの親子連れが遊ぶ親水ゾーンが設けられ、まさに市民の憩いの森となっています。親水ゾーンの南には広い芝生の丘と、武蔵野の森を再現した林があり、南東のブロックには日本庭園があるなど、多趣に富んだ公園となっています。
また、この公園を中心に、南側には府中の森芸術劇場が、北側には府中市美術館や、生涯学習センターがあり、府中市の一大文化ゾーンを形成しています。
ただ、残念なのは、公園敷地に食い込むように存在する市営の葬儀場です。景観に配慮したとは言え、明るい雰囲気の公園だけに葬儀場は場違いな印象が拭えません。