郷土の森博物館

 多摩川沿いにある郷土の森は、もともと砂利採取跡地の大穴があった場所です。この大穴を埋めたて、1987年にオープンしました。市内では唯一の有料公園です。

 府中市には、もともと郷土館という施設(現在の中央図書館書庫)がありましたが、府中市のもつ歴史文化の深さに対し、その施設は非常に手狭でした。また、市街地の再開発が進むにつれ、現存する歴史的建築物の保存の必要もあり、これらを移築展示するフィールド・ミュージアムとして郷土の森が誕生しました。園内には商家や農家、旧役場や郵便取扱所など、明治時代を中心に歴史的建築物を見ることができます。

 また、この公園のもうひとつの楽しみは、初春の、梅雨のアジサイなど、四季の花が楽しめることでしょう。梅は府中市の花でもあり、園内のかなりの広さを梅園に使っており、そのウメの実を利用して自家製の食品も提供しています。また、中高木の下などに多くのアジサイを植えこんでおり、梅雨の季節にはとりどりの華を見せてくれます。

 主要施設である博物館本館では、府中の歴史や自然を豊富な古民具などとともに学ぶことができます。併設のプラネタリウムは、オープン当時には東洋最大(!)を誇っていました。公共施設での大型プラネタリウム・ブームの走りともいえますが、最近ではプラネタリウムというより、全点周アニメーション・スクリーンと化していることが何だか悲しい施設です。そういえば、オープン当時からアニメやっていたような……。

 

※郷土の森は、2001年4月1日から名称を「府中市郷土の森博物館」に変更されました。

 

郷土の森博物館

場所 府中市南町6丁目・是政6丁目
交通 京王線・JR南武線 分倍河原駅または京王線 府中駅から健康センター行きバス「郷土の森」下車
入園・入館料 大人100円、子供50円(プラネタリウムは別)
関連ページ 郷土の森博物館のウェブサイト

Mapionで場所を確認する。


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