東京都の街路樹などの苗圃が起源で、1964年に都立公園としてオープンしました。といっても、依然として苗圃としての機能があり、隣接する都立野川公園と比べると地味な印象があります。
野川の南側は、ほとんどが苗圃と雑木林の樹木で占められています。管理所前の人工池付近にはジャンプ台やハーフパイプなどが置かれていて、常にスケートボードやローラーブレードを楽しむ人がいます。
武蔵野公園は野川を挟んで両岸に広がっていますが、北岸の大部分は野川の洪水対策の調整池となっています。とはいっても,2つある調整池にはめったに水はありません。普段の野川は湧水の減少に伴って水量が少なく、冬場には枯渇してしまうほどです。野川が増水しても、調整池に水が入ったことはなく、その必要性には大きな疑問があります。調整池建設当時は大きな反対もありました。現在では調整池の必要性が低いことを東京都も認めたようで、調整池の一部は市民参加でビオトープに作り変えられつつあります。