いききの道

  「いききの道」とは「行き来の道」ということです。往来が多かったということであり、古い街道の名残です。そもそもは、品川方面から武蔵国府(府中)を通って甲斐の国府(甲府)へと向う道だったようで、多摩川上流で伐採された木を筏にして下流へ運んだ人々が、帰路に辿ったことから、「筏道」の別名もあります。

 江戸時代以降は甲州街道が整備されたこともあり、現在ではもちろん品川から甲府まで辿ることはできませんが、府中市内では東の調布市との境から東京競馬場のすぐ東側まで続いています。自動車1台分の細い道は、府中崖線(ハケ)の緑に被われて散歩には気持ちいい道になっています。場所によっては人1人分の幅しかないところもあります。本願寺のすぐ東にあたる道では、ヤブツバキが美しいことから、「府中30景」にも選ばれています。

 

 

 

いききの道

場所 府中市白糸台6丁目から清水が丘2丁目
交通 京王電鉄 武蔵台駅・多磨霊園駅・東府中駅から徒歩5〜10分

府中30景の風景 地図は、上の写真を撮影した場所を示していますMapionで場所を確認する。


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