人見稲荷神社
浅間山の南東に、木々がこんもりとした場所があります。冬でも緑が濃いその場所が人見稲荷神社です。 なぜ冬でも緑が濃いのか。それは、この社の森がシラカシやヤブツバキといった照葉樹で覆われているからです。まるで浅間山とは対照的ですが、実は武蔵野の自然な林というのは、このような植生なのです。コナラやクヌギといった落葉樹中心の雑木林は常に人の手が入っている林ですが、ひとたび人の手が入らなくなると、長い年月の末にはこのような林へと変わっていくのです。そのため人見稲荷神社の森は、「原生林もしくはそれに近い自然林」として、かつて環境庁の調査対象に選定されたこともあります。
人見稲荷神社
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場所 |
府中市若松町5丁目7番地の6 |
交通 |
西武多摩川線 多磨駅(旧「多磨墓地前」) 徒歩15分
または京王電鉄 府中駅から競艇場前駅行きバス「若松防災センター」下車歩5分 |
関連ページ |
→人見稲荷神社のヤブツバキ |
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