東京都府中市について

 

東京都府中市の簡単な紹介です。


東京都府中市

東京都(本州)のほぼ中央にあるベッドタウン。人口約22万人。新宿新都心から西方約22kmにあり、面積29.34平方km、東西8.75km、南北6.70kmという小規模な自治体(ただし、東京都の市としては5番目に大きい)。武蔵野台地を多摩川が削った河岸段丘上にあり、2本の崖線(南から府中崖線、国分寺崖線)が東西に走っている。標高は海抜で約40mから82mにあるが、崖線以外の大部分でほぼ平坦な地形になっている。

府中の名が示すように、ここには西暦645年、大化の改新によって武蔵国府が置かれた。一時衰退したが、江戸幕府開幕後、主要な五街道のひとつ甲州街道が通り、重要な宿場町として繁栄した。明治以降は品川県、神奈川県、東京府などたびたび帰属が変更されたが、一貫して北多摩郡の郡役場所在地になり、大正時代にはその地理的利便性から多くの鉄道計画の交差地帯となった。戦後の1954年、多磨村、府中町、西府村の合併により府中市が成立、連光寺村(現在の多摩市)の一部を編入して現在の府中市となる。

現在の府中は、首都東京近郊のベッドタウンとして人気が高い街である。商業地域としての派手さはないが、市街地中心に大きな緑地帯がある落ち着いた景観には評価が高い。古い寺社が緑地を守っているため、周辺に比べ、緑被率は低いのに巨樹・老木が特異というほど多い。しかし近年、農地や企業所有の緑地が次々と売却され住宅開発が進んでおり、都市としてのグランドデザインが確立しないなか、大きな問題となりつつある。

東京都府中市のウェブサイト


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