日新町の大マサキ

 今回、写真撮影にあたり、日本電気株式会社様のご協力をいただきました。

 このマサキの樹は、NEC府中事業場の正門をくぐってほんの50メートルほどの、緑地帯の中にあります。マサキという樹はそれほど大きくはならない樹ですが、この樹は約6メートルの樹高を持ち、日本に現存するマサキのなかでも最大級と言われます。

 1998年5月に府中市の天然記念物に指定されましたが、痛みがひどくなり、幹の片側が腐ったため、同1998年に治療を施したとのことです。そのため、当分の間は支えで囲まれたままになりそうです。老樹だけに世話も大変だそうですが、その甲斐もあったようで、樹勢はなかなかのものです。

 同敷地内には、マサキと並ぶように、旧甲州街道一里塚跡があり、府中市の史跡に指定されています。この史跡も含めて、一般の見学は常時可能だそうです。正門で一言断って入場しましょう。ただし、写真を撮りたい場合には、事前許可が必要だそうですので、問い合わせてください。

 

 なお、「府中の名木百選」では、この樹の名称を「日電のマサキ」としていますが、ここでは1998年に府中市天然記念物に指定された際の名称「日新町の大マサキ」を使用します。

撮影・掲載に際しての日本電気株式会社様のご協力に感謝申しあげます。

 

日新町の大マサキ

場所 府中市日新町1丁目10番地 日本電気株式会社府中事業場
交通 京王電鉄 聖蹟桜ヶ丘駅または中河原駅から「四谷循環」バス「日電正門」下車
樹のデータ 幹周0.9m 樹高約6.0m
所有者 日本電気株式会社 →NECのウェブサイトはこちら
保護制度 府中市指定天然記念物 (府中の名木百選)

府中の名木百選選定木 Mapionで場所を確認する。


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