是政駅の北、高速道路に近いあたりに、わずかながら古い集落であることがわかる場所があります。東西に通る道の西にはJAの支店、東には間口に古い時代の名残を感じる酒屋、その間に是政八幡神社があります。
その鳥居をくぐってすぐ右手に、大きなケヤキが聳え立っています。これが是政八幡神社のケヤキで、幹周5mという、なかなかのケヤキです。残念ながら幹の西側部分は空洞ができてしまったようで、その部分にコンクリートを流し込んでいますが、そのコンクリートも劣化したのか、木材部分とコンクリートの間に隙間ができています。ケヤキの上部は欠損していて、ブリキの蓋をかぶせてあります。しかし、樹そのものはかなり元気な様子です。
近くには同じく「府中の名木百選」に選ばれた、美しいシダレヤナギがいます。