高安寺のケヤキ並木

 南武線に乗って府中本町から分倍河原へ向かう途中、北側(右手)の崖上にこんもりとした緑が見える場所があります。そこが高安寺です。府中でも屈指の古刹で、武蔵坊弁慶に由来する井戸があったり、明治時代には地方政治の舞台として登場するなど、府中の歴史の節々に登場してきます。

 寺域には府中では珍しい樹木が多数存在しますが、ここでも目立つのはやはりケヤキ。かなりの巨木が存在しています。

 ここで紹介するケヤキ並木は、墓地内に東西に並ぶものです。並木の樹そのものはそれほど古いものではなさそうで、100年から200年といったところでしょうか。その立ち並びはとても風情があるように感じます。

 「府中の名木百選」では、並木のケヤキの中に幹周4mの巨木が存在しているとされていますが、この樹は恐らく並木のものではなく、寺務所と旧甲州街道の間にいる樹の数字と思われます。この樹は旧甲州街道からでないと見られません。

 

高安寺のケヤキ並木

場所 府中市片町2丁目4番地の1 高安寺
交通 京王電鉄・JR南武線 分倍河原駅 徒歩7分
樹のデータ 最大で幹周4.0m 樹高約30m
所有者 高安寺
保護制度 指定なし(府中の名木百選)

府中の名木百選選定木 幹周3m以上の樹木 Mapionで場所を確認する。


府中の樹トップページへ

「City of Woods - 杜の街 武蔵府中」のトップへ 「東京の樹」へ

Copyright(C) 1999-,ManoJuhske,All rights reserved

inserted by FC2 system