京王線府中駅から甲州街道を北側に渡ってすぐの路地、道路の上を覆うように枝を広げる見事なソメイヨシノの大木がいます。
非常に電線が入り組んでいて、また、すぐ脇には自動販売機が置かれ、あまり樹の環境としては良好とはいえません。交通量の多い甲州街道の排気ガスも、かなりこの樹に流れていることと思います。
にもかかわらず、毎年春には枝いっぱいの花を咲かせ、通勤通学の人の目を楽しませてくれています。枝の広がりは市内のソメイヨシノとしては他に見ない豊かさがあります。今後も私たちを楽しませてほしいものですが、そのためには私たちもこのサクラに何がしてあげられるのか、考えなくてはならないような気がします。