広徳寺のカヤ

 広徳寺は1390年代に開山したとされる古刹で、広い境域は東京都の史跡に指定されているほか、総門・山門(あきる野市指定文化財)、このカヤ同様に東京都指定天然記念物のタラヨウなど文化財の宝庫です。最近、本堂も改修され、真新しい茅葺屋根が威容を誇っています。この寺にはほかに、一対のイチョウの巨樹があり、遠くからも目を引きます。

 カヤの樹は本堂の北側にぽつんと立っています。解説板には竹林の中にあるとの記述が見られますが、現在は周囲が開けており、写真のように全体がよく見渡せます。樹皮は裂け、健康状態は良好とはいえません。しかし樹高は高く欠損した様子はないため、全体としてとても美しい樹形をしています。東京のカヤの巨樹の中ではもっとも高さがあるのではないでしょうか。

 

 

広徳寺のカヤ

場所 あきる野市小和田234 広徳寺
交通 JR五日市線 武蔵五日市駅 徒歩30分
樹のデータ 幹周5.33m 樹高約22m
保護制度 東京都指定天然記念物

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