九品仏は正しくは浄真寺といい、かなり古い時代の城郭の跡に立てられた広大な古刹です。境内はゆったりと樹が配され、明るい雰囲気があります。
山門をくぐって正面、本堂の横に2本のイチョウが相対しています。その右手のものが東京都指定の天然記念物のイチョウです。カヤは、そのイチョウの先を右に折れると見えてきます。
大きさは近くの善養寺のカヤとほぼ同じ。ただ、善養寺のものは一本幹に、根元に大きな洞があるのに対して、九品仏のカヤはどっしりとした幹が途中から2本に分かれています。2者2様の姿は比較して見るのも面白いものです。
真南に1.2kmほどのところには、やはり都天然記念物で都内有数のマツの巨木である、秋葉のクロマツがいます。