芝公園のクスノキ

 芝公園はもともと増上寺をその中に含む広大な公園でしたが、戦後の政教分離で増上寺などが切り離され、環状緑地帯の妙な公園になってしまいました。

 その芝公園、歩いてみるとクスノキが多いこと。公園造成時に植えられたのでしょうか。その中に、ひときわ大きいクスノキが隠れていました。赤羽橋交差点に近い、芝ボーリングセンターの駐車場脇にあります。こんなにひっそりと立っているクスノキが、実は東京都内でも3番目に太いものであるというのは驚きです。

 主幹は少し斜めになっているのですが、一見して健康状態は良さそうで、根元から見上げると堂々としたその姿には圧倒されてしまいます。

 近くには、一見の価値ある美しい芝東照宮のイチョウがいます。さらに、増上寺には都内には珍しいカヤの巨木や、グラント将軍松として有名なヒマラヤスギがいます。

 

※1988年環境庁調査では樹種別で2位になっているが、同調査で4位になっている本郷の大クスの方がどう考えても太いので、ここでは3番目としました。
 また現在、芝ボーリングセンターはホテル建設等のために閉鎖されていますが、道路側から伺うことができます。

 

芝公園のクスノキ

場所 港区芝公園4丁目 旧・芝ボーリングセンター敷地内
交通 都営大江戸線 赤羽橋駅 / 都営三田線 芝公園駅 徒歩5分
樹のデータ 幹周5.2m 樹高13m 枝張10m(1988年環境庁調査)
保護制度 都市計画公園

Mapionで場所を確認する。


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