小高い丘になっている糟嶺神社の鳥居横にそびえるクロマツの巨樹。丘の下にあるのもかかわらず、丘の上にある木々よりも高い。とにかく高い樹で、ひときわ目に付きます。樹齢は300年とも500年とも言われていますが、健康状態も良好。ただし、同じ境内にある別のクロマツには松枯れ病があるようなので、注意が必要かも知れません。
……と2000年末に書いてから約1年、久しぶりに糟嶺神社を訪れると、クロマツの針葉が茶褐色化しているのが目に付きました。そして残念ながら、松枯れの進行を止めることはできず、枯死し伐採されてしまいました。
当サイトに掲載した樹で、掲載後死んでしまった樹はこれが最初です。とても残念です。あれだけ健康そうに見えたマツが、あっという間に死んでしまうのだから、恐ろしい病気だと感じずにいられません。