2001年の11月に訪れた際、とても綺麗な樹形と美しい紅葉が印象的なカエデでした。緩い傾斜地に立地する墓地の南側にいて、敷地の外側も空間が開けているため、非常に日のあたりがいい場所でした。この時は、訪れた時間も遅く、どう撮っても逆光になることから、近いうちにまた訪れようと思って、2〜3枚しか撮影せずにこの場を去りました。
翌年の紅葉の時期も逃してしまい、さて今年こそはと思った2003年の10月、この樹が倒れたという記事が新聞の地方面に掲載されました。8月の台風10号の強風に耐え切れず、1mほどの高さから折れてしまったとのこと。とても残念なのと同時に、近場なのだからもっと頻繁に通っておけばよかったと後悔しました。
もはや切り株しか残っていないカエデですが、ぜひこのサイトに残しておきたいと思い掲載させていただく次第です。
当サイト未掲載ですが、最寄バス停の「春日神社」には幹周4.5mと3.1mの市天のケヤキがいます。