浅間山公園のイヌザクラ

 浅間山は3つの丘から成っており、西側に2つの丘が南北に並び、東側に主要な丘があります。

 このイヌザクラは、東西の丘の間にあります。樹の南側は作業車両の通路で、そちらから見るとよく分かりますが、地面から放射状に何本もの幹が伸びる姿は目を引きます。

 以前は武蔵台公園にも、これを上回る大きさの株立ちのイヌザクラがいましたが、近年腐朽が激しく、現在では倒伏しかかっている3本の幹を無理やり支えて維持している状態です。

 こちらのイヌザクラは、その点非常に健康で痛みも見当たりません。株立ちは、浅間山が薪炭林として利用されていた時代に、この樹が何度も切られ、その都度再生してきたことを示す証拠です。薪炭林の記憶とともに、その美しい樹形がこれからも守られていくことを願います。

 

 

浅間山公園のイヌザクラ

場所 府中市若松町5丁目4番地 東京都立浅間山公園
交通 京王電鉄 府中駅から東府中駅経由武蔵小金井駅行きバス「浅間山公園」下車
樹のデータ 幹周5.9m(株立ち) 樹高約22m
所有者 東京都
保護制度 指定なし(府中の名木百選)

府中の名木百選選定木 Mapionで場所を確認する。


府中の樹トップページへ

「City of Woods - 杜の街 武蔵府中」のトップへ 「東京の樹」へ

Copyright(C) 1999-,ManoJuhske,All rights reserved

inserted by FC2 system