千代ケ丘のタブノキ

 私のサイトがきっかけで、ご自身の地元の環境に関心を持ってくださった方がいらっしゃいます。とても嬉しいことです。この樹は、その方から教えていただきました。

 川崎市は現在、50件の樹を選んで、名木として保護活動の象徴にしようと考えています。その候補として挙がったのが、このタブノキ。川崎市内では、影向寺の乳イチョウに次いで2番目に太いとのこと。

 横幅があり、奥に対しては薄べったい幹は、若干痛みも見られますが、ゴツゴツとした迫力があります。葉の量もものすごく多く、健康であることが伺えます。

 何より驚かされることは、現地が丘陵地帯の新興住宅街であることです。古い樹であり、恐らくはこのあたりでは何らかの信仰もあったことでしょう。もともとが農村だったのか、里山だったのかは分かりませんが、これだけ劇的に変化しているだろう環境で、伐採などされずに残っていることに驚かされます。

千代ケ丘のタブノキを訪れる際には以下の点に注意してください。
このタブノキは個人住宅の敷地内にあります。勝手に立ち入らないで、表の道路から眺めるようにしましょう。所有者に迷惑をかけるような行為はもってのほかです。

 

千代ケ丘のタブノキ

場所 神奈川県川崎市麻生区千代ケ丘9丁目15番地の17
交通 小田急線新百合が丘駅からバス「千代ケ丘」下車歩5分
樹のデータ 幹周6.7m 樹高約10.5m 枝張り約11m
保護制度 川崎市保存樹木、かわさきの名木50選候補

Mapionで場所を確認する。


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