私のサイトがきっかけで、ご自身の地元の環境に関心を持ってくださった方がいらっしゃいます。とても嬉しいことです。この樹は、その方から教えていただきました。
川崎市は現在、50件の樹を選んで、名木として保護活動の象徴にしようと考えています。その候補として挙がったのが、このタブノキ。川崎市内では、影向寺の乳イチョウに次いで2番目に太いとのこと。
横幅があり、奥に対しては薄べったい幹は、若干痛みも見られますが、ゴツゴツとした迫力があります。葉の量もものすごく多く、健康であることが伺えます。
何より驚かされることは、現地が丘陵地帯の新興住宅街であることです。古い樹であり、恐らくはこのあたりでは何らかの信仰もあったことでしょう。もともとが農村だったのか、里山だったのかは分かりませんが、これだけ劇的に変化しているだろう環境で、伐採などされずに残っていることに驚かされます。