私がサッカー好きなことは他のページにも触れていますが、この樹もサッカー観戦に向かう途中で偶然に出会った樹です。場所は国立競技場南側・日本青年館の西側にある、明治公園。
この公園の広場のど真ん中、コンクリで一段高くなった場所に若干の植え込みがあります。通りがかりには、ただの低木にしか見えず、そのまま通り過ぎてしまうところでしたが、よく見ると看板が。近寄って読んでみると、幹周約3.6m、樹齢約350年、新宿区の天然記念物という文字が!
確かによくよく見てみると、樹高の低さの割には幹が太いのです。ただ、痛みもかなりあり、古木であるという文言に偽りがないことが分かります。江戸時代からの樹、それも江戸城外堀に近いところにたというのですから、仕立てられたシイなのかもしれません。だとすれば、背が低く、横広がりの樹形も合点がいきます。