神宮外苑のイチョウ並木

Nov.19.2001

 誰が何と言っても東京都内で最も有名なイチョウ並木。約400mの6車線道路を挟み、4列146本のイチョウが整然と並んでいます。これらのイチョウは、新宿御苑のイチョウを親とし、実生で育てられたもので、1600本の苗から選ばれた樹が1923年にこの地に植樹されました。種子が撒かれたのが1908年ということなので、樹齢はほぼ100年になります。

 黄葉の並木は特に人気があり、訪れた日も、平日にもかかわらず多くの人であふれていました。黄葉は西側の並木のほうが早いようで、東側の並木にはあまり人がおらず、その違いはちょっとおかしくさえあります。

Nov.19.2001

 黄葉の下の歩道を歩くと、その美しさに時間を忘れてしまいます。しかし、少し距離をおいて並木を見ると、その円錐形の樹形が整然と並ぶ姿には、多少の違和感を抱いてしまいます。こういう整然さが好きな人が多いのでしょうか。好みは人それぞれですが、樹の個性も大事にしてあげてほしいな、と思います。太い樹にはすでに気根も出始めていて、これから年月を重ねていくと、もっと個性が出てくることでしょう。楽しみです。

 

神宮外苑のイチョウ並木

場所 港区北青山2丁目1番地・2番地/新宿区霞岳町
交通 都営大江戸線・東京メトロ半蔵門線・銀座線 青山一丁目駅 徒歩5分
樹のデータ 1907年実生 1923年植樹 総数146本(雄木44本、雌木102本)
最大 幹周2.8m 樹高24m  最小 幹周1.8m 樹高17m
保護制度

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