金子のイチョウ　-東京の樹-

金子のイチョウ

『市天然記念物　金子のイチョウ

所在　西つつじヶ丘2丁目16番地　山岡家
指定　昭和56年3月10日

　稲荷社前の一対のイチョウは、目通り幹囲4.09メートルと1.97メートルで、太いほうが雄木、細いほうの雌木が実をつける。
　山岡家（屋号は鹿島屋）に伝わる古文書によると、この稲荷大明神は寛延元年（1748)に鹿島平兵衛が、京都の伏見稲荷に勧請したものである。古文書の箱書に「武州玉郡金小村己巳正月十八日　鹿島平兵衛」とある。イチョウもそのとき植えたといい伝えられており、樹齢は約250年と推定される。
　古くから親しまれた甲州街道沿いの金子村の名を、この地で育ったイチョウの巨木に託し、“金子のイチョウ”と名付けた。

平成6年3月30日　調布市教育委員会』

　甲州街道に面するコンビニの駐車場から見ることができます。2本で1件の天然記念物となっていますが、太い方の樹に比べ、細い方はあまりに細く、区がつかないくらいです。同一時期の植栽とは到底思えません。

金子のイチョウ
場所	調布市西つつじケ丘2丁目16番地の1
交通	京王電鉄　つつじが丘駅　徒歩5分
樹のデータ	幹周4.09m／1.97m　推定樹齢2～300年
保護制度	調布市指定天然記念物