国分寺崖線が深く入り組んだ地形の谷間に、自然広場があります。谷は、北側の都立農業高校神代農場から湧き出す湧水がつくったもので、自然広場へと流れ出します。途中、中央高速の高架が横切り、そのすぐ南側で、別の湧水と合流します。こちらの湧水を利用して、調布市が野草園を開いています。
野草園の谷の東側は通称「かに山」とよばれる丘です。ここにはキャンプ場などがあり、雑木林が濃く残されています。反対側の西斜面には、カタクリの群生があります。
この谷から流れ出した湧水は、途中一部が暗渠になりますが、やがて野川へと流れ込みます。周辺はまだ田畑が残る農村風景が見られます。