「府中30景」にも選ばれるこのケヤキ並木は、馬場大門ケヤキ並木や競馬場通りのケヤキ並木と並んで、府中の3大ケヤキ並木のひとつと言ってもいいかもしれません。新緑の間から見える大学の時計台はとても印象的です。農工大ウェブサイトの解説によると、このケヤキ並木は昭和9年の開校時の写真にはなく、翌10年に植えられたものだということです。すると、1930年ですので,樹齢はほぼ70年ということになります。
農工大府中キャンパスには、他にも「府中の名木百選」の樹木が4件あります。選定木以外にも見事な樹が多数あるのは、さすが農学部といったところでしょうか。キャンパス内は昼の間,自由に出入りでき、新町や栄町の市民や明星学苑の生徒たちが府中駅方面に行き来するための通路にもなっています。乳牛や山羊、乗馬部の馬や捨てられて野生化した鶏なども見られます。散歩にはもってこいでしょう。
なお、ペットの処理に困る人が学内に捨てていくことがありますが、大学側は迷惑しています。大学が保護することは決してありません。ペットは飼った人の責任で最後まで面倒を見ましょう。