東京競馬場の近く、競馬場正門通りが府中崖線を下る坂の名前を普門寺坂といいます。この坂と、府中競馬正門前駅と大國魂神社を結ぶ京所道（きょうずみち）の交差点にあるのが普門寺です。
小さなお堂に対して、その前面には広い空き地があり、その中央に立つのが、このイチョウです。
以前からこのイチョウの立ち姿にはなんとなく惹かれるものがあったのですが、一見してイチョウとしてはまだ若木だったので、あえて触れずにいました。しかし偶然通りかかった晴天の日、このような美しい黄葉を見せていたので、思わず立ち止まり、近寄ってみました。
面白いことは、交差点側から見た樹形（左）と、その反対側から見た樹形（下）が、まるっきり違う樹のように見えることでしょうか。左の写真は樹冠がとがって見え、下の写真では樹形が球状になっています。この2枚の写真を見せて、同じ樹だと気づく方はどのくらいいるでしょう？
