毘沙門天のスダジイ

 八王子市と町田市の間には丘陵地帯が続きます。多摩川水系と鶴見川・相模川水系の境目であり、これまでは森が続く地域でしたが、近年、宅地開発が進行し、表土がむきだしになった土地が広がりつつあります。

 宇津貫の毘沙門天は、そんな地域の真っ只中にある、まるで陸の孤島のようです。JR相模線沿いの丘の上にある、ほんんわずかな、こんもりとした社叢林で、個人の所有のようですから、かつては屋敷林の一部だったのかも知れません。

 この毘沙門天で最も目立つのが、スダジイの巨木です。周囲が開けていることもありますが、大きな樹冠を広げてそびえています。太さとしては極端に大きいものではありませんが、苔むした幹には独特の雰囲気を感じます。

 この近くには、最近、日本の巨樹・巨木の高橋さんによって発見された、貴重なラッパイチョウもいます。是非訪れてみてください。

 

毘沙門天のスダジイ

場所 八王子市宇津貫町273番地
交通 JR横浜線 八王子みなみ野駅 徒歩5分
樹のデータ 幹周3.8m 樹高約19m 推定樹齢300年(1988年環境庁調査)
保護制度 八王子市指定天然記念物

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