善養寺のカヤ
多摩川にほど近い国分寺崖線の崖上に、善養寺とそのカヤがあります。大きさは近くにある九品仏のカヤとほぼ同じです。 ただ、九品仏のカヤはどっしりとした幹が途中から2本に分かれているのに対して、善養寺のものは一本幹に、根元に大きな洞があります。2者2様の姿は比較して見るのも面白いものです。
根元の洞の中には供養塔が置かれて、今にも樹の中に食い込まれそうになっています。
このカヤは雌木で、2年ごとにたくさんの実をつけるそうです。昔は多摩川がよく氾濫し、田畑が洗い流されてしまうこともよくありました。そんな時、善養寺のカヤの実は飢えをしのぐ貴重な食料になったといいます。
善養寺のカヤ
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場所 |
世田谷区野毛2丁目7番地の11 善養寺 |
交通 |
東急大井町線 等々力駅 徒歩15分 |
樹のデータ |
幹周5.3m 樹高約23m |
保護制度 |
東京都指定天然記念物 |
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