あきる野市の地蔵院で有名なのは、本堂裏手の崖地にいるカゴノキですが、こちらのカヤも注目したい樹です。
本堂正面の駐車場前にいる、3株立ちのカヤです。当サイトでもカヤは多く紹介していますが、すべて1株立ちのもので、はじめて出会ったとき、3株というのは珍しいなあ、と思ったものです。
樹高もそれほど高いものではなく、1株1株は太くもありません。しかし、この樹の印象は、樹の前に安置された地蔵尊や祠を含めて、非常に穏やかな雰囲気があります。
地蔵院にはカヤとカゴノキのほかに、旧秋川市が選定した「秋川市名木巨木百選」に選ばれたタイサンボク、タラヨウ、エドヒガンザクラがいます。カゴノキの正面にいるサクラの樹がエドヒガンザクラのようで、タイサンボクとタラヨウはカヤの近くにいます。そちらにもぜひ会っていってください。
樹のデータにある幹周は、3株の合計と思われますのでご注意ください。