内出の大ケヤキ
私が車で五日市や日の出町・檜原村方面へ向かう時、必ず通るのが睦橋通りです。新奥多摩街道から内出交番前交差点で左折すると、睦橋通りに入ります。
その内出交番の向かいに、ひときわ目を引く巨大なケヤキの樹冠があります。通るたびに、その美しさに思わずわき見運転ぎみになってしまうのです。
欠損が見当らず、あまりに姿が綺麗なので、若い樹なのでは、と思いがちですが、実際間近で幹を見てみると、その太いこと。福生市の資料では幹周4.7mということなので、実際にはもっと太いケヤキは都内だけでもたくさんいます。が、これだけの美しさを兼ね備えているものは、ほとんどいません。もし、私が、都内でもっとも美しいケヤキを1本挙げよ、といわれたら、真っ先にこのケヤキを思い出すでしょう。
なお、このケヤキは福生市の登録天然記念物となっています。この天然記念物の指定名は「石川家のケヤキ」となっていますが、同じ名前のケヤキが同じ福生市の指定天然記念物になっている(しかもすぐ近所で)ことと、福生市教育委員会発行の写真集「福生の名木」では「内出のケヤキ」と書かれているので、ここでは「内出のケヤキ」の名称を使用しました。
内出の大ケヤキを訪れる際には以下の点に注意してください。
このケヤキは個人住宅の敷地内にあります。勝手に立ち入らないで、外側道路から眺めるようにしましょう。所有者に迷惑をかけるような行為はもってのほかです。
内出の大ケヤキ(石川家のケヤキ)
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場所 |
福生市熊川349番地 |
交通 |
JR青梅線・五日市線・八高線・西武拝島線 福生駅 徒歩15分
または同駅からバス「内出」下車歩1分 |
樹のデータ |
幹周4.70m 樹高約25m |
保護制度 |
福生市登録天然記念物 (福生の名木) |
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