この付近の尾根の最高地点である八坂神社にスダジイを見に行ったとき、北のほうに目立つ裸樹が見えました。地図を見ると、ムクノキとあり、興味が湧いて見に行ってきました。
行ってみると、狭いながらすっきりした境内の、ほぼ唯一の樹がこのムクノキでした。多摩市内最大ということですが、東京都内にはムクノキの大木は少ないので、幹周4m強といっても馬鹿にできません。実際、遠くから目立つだけの大きさはもっているのですから。
しかしながら、ちょっと痛みがあるかな。細枝はだくさんあるし、決して不健康なわけではないのですが、周囲にほかの高木はないし、強風も強い日差し(日差しはあればいいというものでもない。幹にはあまり当たらないほうがいい)ももろに受けるのですから、ダメージもかなりあるはずです。周囲は住宅地で、高木を植栽する余地はほとんどなく、今後が心配されます。
ちなみに裸なのは冬だったからです。枯れ木なわけではありません。