金剛寺のシダレザクラ・将門誓いのウメ

 梅岩寺のシダレザクラと姉妹桜であり、共に東京の名桜として名高い金剛寺のシダレザクラですが、残念ながらみすぼらしくなってしまっています。北側に伸びた大枝が切除されているのが、その見た目の悪さの原因でしょう。ここから若い細枝がたくさん伸びて、花がついていたら、と思わずにいられません。

 非常に残念なのは、この境内に向かいあって立つ、ウメの樹も非常に傷んでいるということです。こちらのウメは東京都指定の天然記念物で「将門誓いの梅」と呼ばれ、平将門に由来するウメですが、実が秋になっても熟さず青いまま落ちるため、青梅の地名の由来ともなっている樹です。下の写真のとおり、細枝は多いものの花の数も少なく、根元はかなり痛んでいて心配されます。

 この近くの国道沿いには、市の天然記念物に指定された立派なシラカシの樹もいますので、あわせて訪ねてみてください。

 

金剛寺のシダレザクラ・将門誓いのウメ(金剛寺の青梅)

場所 青梅市天ケ瀬町1032番地 金剛寺
交通 JR青梅線 青梅駅 徒歩15分
樹のデータ シダレザクラ:幹周2.3m 樹高約8m 推定樹齢150年
保護制度 シダレザクラ:指定なし
ウメ:東京都指定天然記念物

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