石川家の夫婦ケヤキ

 石川家については、こちらでも詳しく触れていますが、多摩地域を代表する清酒の醸造所です。ここには福生市の指定天然記念物になっているケヤキのほかに、夫婦ケヤキと呼ばれる1対のケヤキの巨木がいます。

 2本が2本とも揃ってすらっと伸びた美しい主幹を持っています。ただ残念なのが、2本の間隔が近すぎることでしょう。そのため、広がろうとする枝が相手の樹によって遮られてしまっています。それもあってか、片方のケヤキは途中で大きく折れてしまったようで、アンバランスな印象を受けます。しかし、これだけの直幹が2本揃って並んでいる姿は、なかなか見られるものではありません。

 根元の写真で奥のケヤキの裏側には、玉川上水の分水が今も流れています。手前には地下水がくみ出されて自由に飲めるようになっています。成長に大量の地下水を必要とするケヤキには、なかなか贅沢な環境といえるかも知れません。

 

 石川酒造の向かいには、市の指定天然記念物に指定されている、太くて姿も美しいケヤキがいます。また、少し離れた内出交番前交差点付近には、市の登録天然記念物になっている、さらに大きくて美しいケヤキがいます。ぜひ会いに行ってみてください。

 

 

石川家の夫婦ケヤキ

場所 福生市熊川1番地 石川酒造
交通 JR青梅線・五日市線・八高線・西武拝島線 福生駅 徒歩20分
または同駅からバス「内出」下車歩5分
樹のデータ 幹周3.38m 樹高約22.5m
幹周3.15m 樹高約21m
保護制度 福生の名木

Mapionで場所を確認する。


トップページへ

Copyright(C) 2001-,ManoJuhske,All rights reserved

inserted by FC2 system